浪人仁さんふらり日記

殺陣好きの役者にござる。拙者が興味を持った事を江戸言葉を交えながら記述致すでござる。

お猫様乱心!?~辻ガミ~

さて、お猫様のお話しである☆
何時ものように拙者が横になりゴロゴロしていると、これまた何時ものようにお猫様達は部屋の中を駆け回っている。
走り、ぶつかり、飛び、登り、落とし、壊し、暴れ回る・・・
これだけ騒いでいるのによく隣近所から苦情が来ないものだ(何度も言うが長屋は動物禁止。)。
幸いお二人ともほとんど鳴かない。(と言うか、本当に声を聞いたことが無い( ̄  ̄;))

拙者が畳んだ布団に寄りかかり、お気に入りの書物(漫画)を楽しんでいた時のこと。
時折、足元を楽しそうに駆け回るお猫様達を微笑ましく見ながら書物に目を戻した。拙者は何気なく体制を変え横になった。
と、急にお猫様(男の子)が拙者の足の前で止まり拙者の踵をじーっと見ている。
『?』
何だろうと様子をうかがっていると何を血迷ったか、お猫様(男の子)は徐に『あーむっ。』と踵にかぶりついた!?(本当にゆっくりだった。)
『いてー!!!』
拙者があまりの痛さに飛び起きた時には既にそこにお猫様の姿は無く厨の方から
『どうしたの?』
と言った顔で仲良くこちらを見ている💢
突然かぶり付くとはまさに辻斬りが如き所業、いや噛まれたから辻ガミか!
一体何を思い何に乱心いたしてかぶりついたのやら。未だに謎である。
そして拙者の右足の踵に出来た二つの小さな穴(吸血鬼か)からは、ゆ~っくりと血が出てくるのであった。

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ではまた次回。
これにて御免☆