浪人仁さんふらり日記

殺陣好きの役者にござる。拙者が興味を持った事を江戸言葉を交えながら記述致すでござる。

再びお猫様の話☆

さて、朝致す事にござるが、まずはお猫様達に朝餉を差し上げる。栄養豊富なカリカリを砕いたらそこに少し湯をかけ柔らかく致す。こうすると食べやすい。
仲良くうにゃうにゃ食べているのを微笑ましく見ながら(まだ食べるのがへたくそで三分の一はこぼす)拙者の朝餉の支度を致す。

拙者が朝餉を頂く頃にはお猫様達は食事を済ませ拙者へまとわりついてくる。お猫様がいらっしゃる方はお分かりになるでござろうが膝の上はもちろん背中、肩、首、頭、ちゃぶ台いたるところによじ登る。まず落ち着いて食事はできぬが致し方無い(-_-;)
食事が終わるとお猫様達は順番に厠へ行き用(大きいほう)を足してくれる。これは誠にありがたい!最初の頃は拙者の出がけにお出しなされていたのでドタバタでござった。
そんなこんなでやることをやりホッと一息。出仕(出勤)の刻限となる。
拙者が出仕致す時にはお猫様達は専用の小部屋(ゲージ)の中へお入り頂く。小部屋の中には奥に厠。手前に水とご飯を用意致す。小部屋にお入り頂くと待ってましたとばかりにご飯にがっつく。『さっき食べたでござろう・・・』まあいいか。
お猫様達に『行ってきます。』と言うと、寂しそうな目で拙者を見るから行くに行けなくなる。しかしそこは心を鬼にして『終わったらすぐに帰ってくるから。』と言って背を向け戸口を出ようとしたその時!『ガサガサ、ガサ』
ぬはっ⁉この音はもしや・・・あーーーーーーーー!
お猫様が厠で『んこ』を・・・。
気づかなければそのまま出て行ったのだが見てしまったからには仕方がない。いそいそとお猫様の厠の掃除に戻る。
そして次の日も、そのまた次の日も決まって拙者が行こうとすると『んこ』をなされる。なぜこのときに?まるで狙っているかのように。・・・狙っている・・・!
『まさか、わざと!』
お猫様は『んこ』を致さば拙者がいてくれる。そう思っての事であろうか。
そう考えるとかわいくって仕方がないが、『んこ』はよせ。
もしそのまま気づかずに行ってしまったら・・・。
拙者、帰ってきたときに『んこ』まみれのおぬしらは見たくない。

ではまた次回。
これにて御免☆