浪人仁さんふらり日記

殺陣好きの役者にござる。拙者が興味を持った事を江戸言葉を交えながら記述致すでござる。

拙者の生業♪

拙者は浪人である。
如何に落ちぶれたとは言え侍の端くれである。
いまや流行病(新型コロナ)のおかげでホントに浪人(無職)である“ℓ(≧▽≦;)あっはっはっはっ☆
それはさておき。
拙者の生業は剣術(殺陣)である☆
そう、腕に覚えがある( ̄ー+ ̄)フッ( ̄ー+ ̄)フッ( ̄ー+ ̄)フッ
そんなわけで、そろそろその『生業』を始めると致そう。気楽にね( ̄∇ ̄)“
まずは刀についてである。
名刀、業物、妖刀など世には数多の刀が存在致すが拙者の愛刀はこちら。
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知る人ぞ知る名工『山川』の一振りである☆
名工『山川』(正式名称・山川演劇小道具店)は浅草寿町にある演劇小道具店で刀をはじめあらゆる物を全て手作業にて製作。その工房に何度かお邪魔したことがあるが見ていてまったく飽きない。ずっと見ていられる。かの有名な『新国劇』御用達の工房でもあった。
かの刀の特長はほかの刀(竹光)に比べ重い。重ね(厚み)が厚く頑丈である。
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また柄が手に馴染む。持った瞬間まるで真剣を手にしたような感覚が致した。
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柄巻きは大分傷んでる・・・
この刀を手にしてからほかの刀では物足りない。ましてや剣士であれば尚更である☆
拙者の愛刀の話はここまでとしてこのくらいは覚えてねってところを紹介致そう。
まずは『柄(つか)』持つところである。
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『鍔(つば)』手を守ってくれる。
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『鞘』刀身を納める入れ物。
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『下緒(さげお)』襷(たすき)にしたり使い方色々。
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『鯉口(こいくち)』鎺とかみあい刀が抜け落ちないようにする。鯉の口に似てるから『鯉口』
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『鎺(はばき)』鯉口とかみあい刀が抜け落ちないようにする。
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『刀身(とうしん)』丸みのある方に『刃』がついている。反対側が『峰(みね)』で切れない方である。
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『鋒(きっさき)』刀身の先端。『切っ先』とも書く。鋒から三寸(10㎝弱)までを『物打ち』という。f:id:ookamizamurai:20200516004759j:plain
ほかにも色々ござるがこのくらいは覚えて下され☆
ではまた次回。
これにて御免☆