浪人仁さんふらり日記

殺陣好きの役者にござる。拙者が興味を持った事を江戸言葉を交えながら記述致すでござる。

春うらら☆

今日は朝から雨。
満開だった拙者お気に入りの山桜『開運桜』も、この花散らしの雨にその花を散らしてしまった事であろう。誠、儚いものにござるな。
夕刻になり小降りになってきた様子。どこからかうら寂し気な猫の鳴き声が聞こえてくる。(可哀想に。)風邪でもひかねば良いがと猫の身を案じてみるが詮無い事にござる。
って、いやいやいや!何を気取って書いているのやら!誠にお恥ずかしい!
大変失礼仕った。拙者名を、春風仁志狼と申す。浪人でござる。と申しても本物の侍ではござらん。今の世で言う『役者』にござる。
何分日の半分は江戸言葉にて過ごしております故このような言葉使いとなってござるがそこは御愛嬌と言う事で御容赦願いたい。

さて、冒頭にて話に出た『開運桜』でござるが、拙者の住まう長屋(あぱーと)から歩いて二十分程のところにある広場(鬼怒川レジャー公園)にござる。この広場は桜が沢山あり花見をするには絶好の場所にござる。その広場の番小屋(管理棟)の横を通り奥に進むと『雷電神社』に向かう参道がござる。この雷電神社、石の鳥居を構えた小さな社でござるがなかなかに立派な造りでござるよ。その参道の横に『開運桜』はござる。樹齢300年とか400年とか(忘れた。)誠に立派な桜でござってな。毎年この時期になると満開の『開運桜』を見ながら酒を飲み桜餅や草餅をほうばるのが楽しみでござる。菓子はその広場の近くにある和菓子屋『青柳』で買い求める。ここの『すあま』は絶品でござる。
山桜はソメイヨシノよりも遅く咲くでござる。咲きはじめをを見計らい度々その咲き具合を見ては花見の日を決めるのも一つの楽しみでござる。つい先日は啄木鳥が来ており枝や幹をつついては『こここん』と良き音を奏でておった。はらはらと散り始めており美しさと儚さとで何とも言えぬ風情がござった。
来年も参ろう。

然らば『開運桜』の道順にござる。
連結式長駕籠(電車)でござれば小佐越駅にて降りられよ。家族向け飯屋(ガスト)側の出口より出て左に進み押しボタン式信号なるものを使い道を渡り右に進む。しばらく行くと和菓子屋『青柳』が現れる。そのまま進み右側に小さな川が現れたら右に曲がる。すると『雷電神社』の参道があらわれるでござる。
自走式鉄駕籠(車)『鬼怒川レジャー公園』と、からくり音声案内機(カーナビ)に打ち込んで下され。広場についたら道を背にして左側にある番小屋(管理棟)の横を通り抜けると右側に『雷電神社』参道がござる。散歩道がござるので広場をぐるりと散歩するのも楽しゅうござるよ。

今年の春は怪しい流行り病のおかげで誠に静かな、いや、静かすぎる春でござる。まるで江戸の頃に起こった『ころり(コレラ)』の時のようでござる。最早対岸の火事、ではござらぬのでくれぐれもお気を付けられませ。早く皆が平穏に暮らせる日がおとずれるよう心から願うばかりでござる。

ではまた次回。これにて御免。
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